（写真の転載を特に禁じます） 2009年3月〜5月 （写真の転載を特に禁じます）
3月19日 鳥の声が騒々しいのに気が付いた。表に出て見ると
取っ組み合いというか噛みつき合いというか只ならぬ剣幕でイソヒヨドリのオスが3羽縺れていた。
イソヒヨドリのオスは羽の色が派手なのと 声が美しいので直ぐ分かる。
数日後 電柱の天辺で1羽のオスが高々とテリトリー宣言を披露。
メスを巡るオスの闘いが終了したのだ。
3月21日 巣材を咥えたメスが近くの屋根にいるのを発見。カップル誕生である。♪
3月22日 近所の家の戸袋へメスが巣材を運び込む現場を目撃した。この戸袋では1昨年、昨年と営巣の実績がある。
良かった、良かった！これで今年もイソヒヨドリの美しい声と姿を堪能できるぞ〜と夫婦で喜び合った。
電柱の天辺のオス
↑ 巣材を戸袋に運び込むイソヒヨドリのメス 4月7日撮影
オスは巣材を運ばず メスの警護役といった感じで常に近くに居て鳴く。
4月10日
巣材を運んできたメスが
私を見て 羽を膨らませ
威嚇しているところ
オスよりもメスのほうが
私に見られることを嫌った。
したがって
戸袋へ入る現場写真は
なかなか撮れなかった。
けっこう距離があるのに
瞬間的に察知できるみたい。
5月3日 連れ合いが小さな餌を咥えたオスを発見。 おめでとう！ヒナが生まれていたんだ。
オスもメスもひっきりなしに餌を運んでくる。
メスは静かに運んでくるが オスのほうは嬉しくてたまらないという雰囲気で その度に美声を張り上げるから直ぐ分かる。
↑ オスの羽の色は光線の当たり具合で青色だったり紺色だったりする。 5月4日撮影
メス 5月4日
↑ 喜びを全身に表わしてビルの屋上を駆けるオス。ヒナにやる餌が少し大きくなった。 5月13日
5月17日 うちの周りは南も東も駐車場だ。夕方 外出先から帰ると 南側の駐車場の地面に小鳥が1羽いた。
「おや、雨が降ってるのに なんで地面にいるのさ？」と声をかけたら ちんちくりんの丸っこい鳥だ。
うん？ イソヒヨドリのヒナだよ！ 産毛がフワフワしてる！
「への字」の黄色いクチバシが可愛いよぉ♪
巣立ちにしては小さ過ぎるよ！ まだ翼の羽も尾羽も短い。あまり飛べない筈だ。
ヒナの写真を撮ろうとしたら
オス鳥が近くの車の上に来て
私を警戒して騒ぐ。
オスの体は雨に濡れてボサボサ
可哀想に気が気じゃないんだろうな
トウチャンも苦労するね(-_-;)
何もしないから安心おし、
と言っても通じないけどさ。
ここんとこず〜〜っとお前さん夫婦を追っかけ回してたカメラのオバサンだわよ。
好い加減覚えて頂戴よ。
午後4時半過ぎなのに
雨のせいで薄暗く
逃げ回るヒナの写真は
思うように撮れなかった。
夜中の12時ごろ
ヒナは駐車場に面したマンション1階の窓枠で
黒っぽい毛玉になって眠っていた。
無用心だと思ったけど
野生の鳥を触るわけにもいかず・・・
驚かしてもいけないので撮影もしなかった。
あの寝姿は貴重品だったなぁ
翌朝9時半ごろ
ヒナは 左向かいの駐車場にいた！ 昨夜の南側の駐車場から道路を横切って行ったのだ。
フワフワの産毛は相変わらずだけど 一晩のうちに顔付きが随分逞しくなっている♪
ウゥゥ〜、可愛い！ ナッマイキ〜♪
ヒナは駐車場から斜め向かいの家の庭に入り込んだので 交通事故の心配がなくなり一安心♪
↓ 「ヒナに近付くな」と 私に向かって必死に鳴き叫ぶオスとメス
巣立ちは1羽で終わりかと思っていたら この日（5月18日）の午後4時ごろ 戸袋からもう1羽が顔を覗かせた。
すわ！2羽目の巣立ちだと見詰めたが・・・
これがなかなか出て来ない。
時々覗いては隠れ
半身を乗り出しては また引っ込む。
う〜〜ん、じれったいこと この上無し！
午後6時過ぎ さすがの親鳥も待ちかねたのか
オスが戸袋の前に掴まって巣立ちを促す。
午後7時15分 ついに飛び出した！大きい！
クチバシは黄色いけど 翼も尾羽も伸びてきっている♪
地面へ落ちることなく舞い上がり飛んで行った。
続いて2羽が戸袋から顔を出し
次々地面へ落ちてから背戸へと姿を消した。
合計4羽！ヒナの巣立ちが終了した。
おめでとう♪
5月20日
夕方、二階の西窓を開けて隣家の屋根を見たら ヒナが2羽遊んでいた！
大急ぎでカメラを用意したのだけれども 薄暮の中では 望遠の焦点が定まらない(-_-;)
私が居るのを見付けて メスがヒナを連れに来た。母子の写真なんて滅多に撮れないよ！
焦って写したけど〜 大ボケにボケた。母鳥とヒナは直ぐに飛んでった。
↑ 午後6時40分 屋根で遊ぶ巣立ち３日目のヒナ鳥
5月22日
先日隣家の屋根にいたヒナ鳥が忘れられず 時折り二階の西窓を開けて眺める。
居た！
隣の物干しに来てる。大人っぽくなって 1羽で遊んでるよ。
生意気盛りかな？
おっとっとっと。バランスとるのは難しそう。
← 遊んでいるヒナを庇って
物干しの屋根から私を警戒するメス。
イソヒヨドリの夫婦は
ヒナの巣立ちのあと
数日は近所の庭や屋根で
子どもを遊ばせていた。
その間 餌の青虫やムカデを運んだり
ヒナの行き先を把握したり
人間やトビやカラスを警戒したり〜と
それはもう忙しそうで・・・。
普段は人間には近付かないのに
ヒナの安全のためなら
至近距離までやって来た。
”ヒナに近付くな”と激しく怒るときは
「鳴き叫ぶ」と言うよりも
「吠える」といった表現が相応しい時もあった！
おかげで様々な写真を撮らせてもらった♪
イソヒヨドリさん
本当に有難う！！
隣家のアンテナに止まってヒナたちの安全を見張るオスの勇姿
☆ ヒナが巣立って数日間は賑やかだったイソヒヨドリ一家も次第に静かになり〜
もうどこかへ行っちゃったんだと思っていたら
5月29日 メスが巣材を咥えて戸袋へ入るのを目撃した。二番子の抱卵の準備だと思う♪