絲綢之路(シルクロード) 2005.9.28 撮影
新疆ウイグル自治区のウルムチは今やアジア内陸部の物流の一大拠点であり一大工業都市である。
西安から深夜の飛行機でウルムチに近付いた時 漆黒の大地の向こうに広がる光の洪水に驚嘆した。
人口は210万
75%が漢民族で、20%がウイグル族、残りの5%はカザフ族、タジク族、タタール族、回族など様々な少数民族だそうで 私には皆目見分けの付けようも無い。
現地ガイドに引率されてバザールを歩いた。
「貴重品に気をつけて!スリが多いから男性はズボンのポケットに財布を入れない!女性はバッグを前にかける!女性の写真を撮るときは許可を貰うこと!絶対迷子にならないように団体行動厳守のこと」と念を押された。
バザールは怖い所らしい〜と思った。
しかし、ここはシルクロードのバザ〜ルでござ〜るぞ。
道端にホータンの玉石が大小夥しく置かれ 掌に小さな宝玉らしきものを載せて商談している髭の老人、目付きが鋭いや。
鍛冶屋の男たちの「観光客など邪魔」といった忙しげな仕事振り。
大好きなナンがある! フットボールみたいなハミ瓜が山と積んである! ザクロが綺麗!
シシカバブーの屋台に大串の羊肉が並ぶ! 丸焼きのチキンの香ばしい匂いが漂う!
団体行動でゾロゾロ歩いていても 心がウキウキしてくる♪
スリ対策にはお洒落リュックを胸の前にかけ、その上に小さなデジカメを乗せてチャンスがあれば歩きながらでもシャッターを押す。ファインダーを覗かないので カメラを向けたと怒る人もいない。
いや〜1度だけ怒られた(-_-;)
この地方独特の「黄色い扁平なイチジク」の山盛りを 果物だから良いか〜と近付いてファインダーを覗いた途端 売っていた二人の男に凄い剣幕で怒鳴られた!
やっぱり バザールは怖い所でござるよ。
↑ 二道橋
清の時代 解放区と天山路が交差する場所に木造の橋があり「二道橋」と呼ばれた。
シルクロードらしいバザールで賑わっていたそうな。
今ではビルが林立し 現代的な「二道橋市場」が完成し 新疆最大のショッピング・スポットとなっている。
かつての二道橋を偲ばせるのは モニュメントの鉄製の太鼓橋と噴水が撒き散らす水だけであろう。
まるで「土佐の高知のはりまや橋」を見るようであった。
観光バスの傍に”さりげなく”フタコブラクダが居るのもシルクロードならではの風景だ。
二道橋市場は広場の撮影タイムのみで入らなかった。
この先の昔ながらのバザールへ行く。雑多な屋台が並んだ狭い路地の喧騒の中を歩くのは愉しい。
本場のナンだす。
底に岩塩の粒が残っていて
これがまたナンとも言えず美味しいだす!
(なんで大阪弁になるだすか)
見た時 嬉しくて興奮したすよ(^o^)
この日の夕食は
新疆料理とやら満載のテーブルに
バザールで買ったナンと
別注の楼蘭ワインが出て
(これ最高の取り合せ)
シルクロード気分を満喫しました
嗚呼、幸せ♪
↑ 豪快に吊るした羊肉と 素敵な女性
(素晴らしい写真を撮らせて頂いてヤオヨロズの神様有難うございます)
シルクロード名産のザクロ
日本のザクロとは
似て非なる果物ざんす♪
でっかくて甘くて果汁たっぷり
すでに西安で食べて
味は分かっています。
バザール気分に「ザクロ買いた〜い」
の声が上がり
値段を聞いたら”15元”
前日 西安空港でザクロを買った人が
”50元もしたのに”と・・・
バザールは庶民の台所ざます。
↑ 鳥の丸焼き 照明が商品価値を倍増させます!
鳥はチキンでしょうか、ダックでしょうか?
☆ 迷子にならずスリにも合わず 無事歩いた”よし乃のバザール通り抜け”でした\(^o^)/