No.6    ”天赦園のトンビ”    御殿町 (6月2日撮影)

天赦園へ花菖蒲を見に行きました。今年も綺麗に咲いています。
ここの花菖蒲は 
明治30年ごろ 東京、岡山、佐賀、熊本の各旧藩邸より集められた純日本種だとかで 気品があります。

         

池畔の東屋で一休みしていると 羽音が! 
クスノキの茂った青葉隠れに トンビが大きな翼をばたつかせています。
枝に止まろうとしているのです。不器用ですねぇ。
東屋からでは良く見えないので 移動して反対側から撮影することにしました。

花菖蒲の時期だから観光客が結構来ます。
木の下を人々が通るのですが 誰もトンビに気付かず トンビのほうも気にしてません。
羽繕いなどして のんびりしたものです。警戒心などまるで無し。
愉しくて バンバン撮影しました。
そのうち、トンビが私に気がつきました。不思議そうに振り返っては こちらを見ます(^o^)
仕草が 可愛〜い♪  なんとなく幼さが感じられます。
若鳥なのでしょうか。羽の色が 普通のトビよりも淡い気がする。
ひょっとして、クスノキの大枝にある大きな巣から巣立ったトンビかなあ〜〜〜。





「このオバサン
さっきから
何してるんだろ?」

 

 

 

(何度も何度も
 私の方を見ます)



 




「気になるなぁ」


「なんだよぉ」

 

 

 

 

 

 




「どうやら
危険はなさそうだけど

目障りだから
ちょっと睨んでやりましょ」





(うわ〜っ
 かっこいい!)




 



「あ〜あぁ
オバサンにも
厭きちゃった。

昼寝の時間なんだよね」


(鳴いているのではありません
 アクビのようです(^o^)
 やがて
 ウトウト・・・おねんね。

 もうすぐ3時
 おやつの時間だゎ
 私も帰ろうっと。)

 

☆ トビ(鳶) タカ目タカ科
  「鳶も居ずまいから鷹に見える」というのは、下賎なものも起居が端正であれば品よく見えるの譬えである。
  れっきとした鷹の一族でありながら蔑まれるのは
  人家に近く 数多く群れて 小動物の屍肉を漁るせいかもしれない。

  しかし・・・
  私は知っている!
  梅雨の或る雨の日、わが家の前の路上低く降下してきたトビが、一瞬の早業でツバメを捕らえたのを目撃した。
  鳶は、飛んでいるツバメを鋭い爪でガッチリ掴んで「狩り」の妙技を披露したのである。

            

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