季節の風 夏−4
白馬岳から旭岳の稜線。 手前中央は鉢が岳。右奥に黒々と聳えるのは剣岳。 雪倉岳からの展望である。
白馬岳〜三国境〜鉢が岳〜雪倉岳〜朝日岳と縦走した、雲上の花旅であった。
白馬山荘のたそがれ 剣岳が見えなくなるまでベンチに座っていた私たち。
「次は絶対に剣岳へ登ろう!」と友人が言った。 岩場に弱いひとだった!
けれど・・・
あれっきり あのひととの 山のご縁は切れてしまっている。
雪倉岳の頂上に立って
めざす朝日岳を眺める。その向こうは日本海。
道はど〜んと下降してから 朝日岳へと急激な登りになっている!
この辺り 遭難者の出た所で
朝日岳まで半日の行程だが
冬場は若者でも一週間かかる難所だとか。
岩場にタカネバラの真紅の実が
低く輝いていた。
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