2008年夏

阪急交通社・クリスタルハートの4月号に 初めて関空発カムチャツカの旅の案内が載りました。
コース名は「花のカムチャッカ大自然紀行 5日間」
往路は「限定特別チャーター直行便利用で4時間」だというのです♪ 魅力的でした!
5月、信州旅行で安曇野へ行った時 次女に相談してツアー参加を決めました。
何故なら 旅費は次女からのバースディプレゼントですし ロシアの観光はマフィアが絡んでいるとか噂があって
自分1人では決めかねましたので。
旅行日程が5日間で同じホテルに4連泊というのも 体力的に負担がかからない好条件でした。
出発は7月31日
旅行参加申し込みや旅費の振り込み(けっこう高額になった) 燃油サーチャージは2度も値上げになり
松山空港から出発して松山空港へ帰るまでの総経費は41万円を超えました。
5日間を日割り計算すると1日あたり8万、ビジネスクラスでもないのに高価な旅です!
ロシアは入国ビザが要るとのことで ビザが必要な国へ旅行するのは初めて。
申請は旅行会社が一括してしてくれるので 書類にパスポートを添えて郵送しました。
ビザが印刷されたパスポートが戻ってきたときは 何やらほっとしたです。
出発日は 関空の集合時間が10:45  
松山空港発7:55→関空着8:40としましたが もし何かあれば間に合わなくなるし、と前泊も考慮
結局 綱渡り感覚で宇和島を当日出発することにしました。(これって いつものことなんですけど)

               旅程 

1日目 7月31日 関西空港 出発。カムチャツカ半島・ペトロパブロフスク空港着。パラトゥンカ温泉郷へ
2日目 8月1日 ヴァチカゼツ高原フラワーハイキングと 先住民族イテリメン村訪問
3日目 8月2日 アバチャ山麓フラワーハイキング。途中 自由市場見学
4日目 8月3日 ヴィストラヤ川の川下りとルアーフィッシング。 帰途 夏の別荘ダーチャ訪問
5日目 8月4日 ペトロパブロフスク空港発。ウラジオストク乗り継ぎ 関西空港着


 
 旅の1日目  (7月31日)  

JR宇和島駅発5:38 → 6:58松山着。 松山空港発7:55 → 8:40関西国際空港着

添乗員の喜田さんから出発前の電話を貰った時 「乗り物酔いの薬は是非お持ちください」とアドバイス
されていたので 薬局へ行く。

10:45 4階出発ロビー集合
さすがクリスタルハート♪ 搭乗手続きカウンターまでポーターが荷物を運んでくれた。
が、ここで2時間遅れの出発を知らされる。ガクン(-_-;)
12:45発が14:40発になった。さすがロシアだ。予定はしばしば未定ざんしょ。
出発まで5時間半もあるよ!
喜田さんから「高価な買い物をするチャンスはないと思いますので アメリカドルは小額紙幣を」と言われていたので
両替所へ行って日本円を細かいUSドルに替える。
ロシアの通貨はルーブルだけど 日本国内では両替できない。ロシア国内で日本円からの両替も難しいという。
では どうするか。
日本円をアメリカドルに替えて持って行き、ロシア国内でアメリカドルからルーブルに替えるのである。
しかも
ロシアで使い残したルーブルは USドルに再両替できない!こんな理不尽が罷り通っているのだ。

さて 両替が済み 免税店を一巡りして(何も買わず)
海外旅行の度に思うのだが 出発前の関空で物を買う気になれないよ。
免税店ってさぁ〜帰国して 買い忘れたものを買い足したい時に買わせてよ。
昼食代わりに甘いものを食べて 搭乗ロビーへ行く。まだ午後1時にもなってない。

           電光板表示は12時51分

時間を持て余す。
こういうこともあろうかと 午前中に関空の書店で 新田二郎の「劔岳<点の記>」文庫本を買っておいた。
以前に登った剣岳のルートを思い出しながら読む。面白い。
しかし、いかんせん今朝早かったもんで眠くて細かい活字がチラチラ・・・睡魔に襲われる。
で、ほとんど人が居ないのを良いことに 椅子を占拠して寝た。すると同じような人がいるもので
女性が数人 隅っこの座席で寝始めた。楽なのが一番どっせ。ここは大阪。おばはんは偉い。

14時過ぎてウラジオストクからの便が到着
大きなザックを背負った乗客がぞろぞろ通りました。アバチャ登山のツアーなんでしょうね♪猛者ぞろいって感じ。

14:30 やっと搭乗の時間がきました。無事出発です。狭い座席(-_-;) 体格の良いロシア人は収まるのかしら。
16:25 軽い機内食が出ました。
    添乗員の喜田さんが「このあと明朝まで食事は出ませんので しっかり食べるかホテルへ持参ください」
    ふむふむ、カムチャツカの時差は4時間 この時点で20:25だから 夕食が出ないのは当然ざます。
    日本製のランチは美味しくて ぜ〜んぶ頂きました♪

            機内食

窓際の席じゃないから一瞬でしたが
着陸の少し前 眼下に富士山の形をした秀麗な雪の独立峰が薄暮に浮かんでました。
北国へきたんだな〜と実感しました。
飛行機の着陸は衝撃が少なくて素晴らしかったぁ。以前から「ロシアの飛行機はボロだがパイロットは空軍出身で操縦が上手い」と聞いていた。本当なんだと真実感嘆!。
ペトロパブロフスク空港の入国管理官は若い女性二人。手間取らず短時間で終わり。
でも迎えのバスに乗った時はもう真っ暗になっていました。午後11時ですものね。

バスで30分のパラトゥンカ温泉郷のホテル・アンタリウスに到着。
スルーガイドのカーチャ嬢から 20ドルで100ルーブル紙幣4枚との両替があった。
この両替は滞在中必要に応じて彼女がしてくれました。
1ルーブル=5円だそうで
計算の苦手な私、「100ルーブル紙幣1枚が500円」と しっかり覚えておきましょう。
部屋に落ち付いたら12時はとっくに過ぎてた。綺麗な部屋でした♪
荷物の整理や明日のハイキングの用意をして シャワーを浴びて寝たのは午前3時。ベッドの固いこと!
モーニングコールが6:15  う〜〜ん、キツイ! 

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