季節の風 秋−3


後立山連峰 不帰ノ嶮
帰らずの嶮という名前に惚れる。

不帰三峰の秀麗に見惚れる。

草紅葉の鞍部は女神の遊び場かも

この日 
空は曇っていたけど
私の眼は 憧憬に輝き

仰ぎ見る この”至福”

 

 

      唐松岳から八方尾根へ下山時  
      扇雪渓で見つけた実

      霧に濡れて ひときわ鮮やかだった
      茎や葉に トゲが沢山付いていた。            
      

                                                                  

   母の手は細く上品だったのですが
   使い込んだ指貫は
   私にも しっくりと馴染みました。

   縫い物の堪能な人でしたけれど
   もう
   針仕事は出来なくなりましたのよ。    

   昔話をする母のそばで
   ときたま
   私が 母の物を繕うようになりました。

   とても優しく穏やかな自分を感じながら  
   針を運んでいます。     

   (八方尾根 下の樺の秋色)

 

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