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                 楢原山「霧に佇む大杉」 04.2.29. 三人会2月例会


愛媛県越智郡玉川町にある楢原山は標高1042m
1300年前から山頂に奈良原神社を祭っている。
麓の鈍川渓谷は岩床が美しい。
鈍川温泉は県下屈指の泉質を誇る。

      コースタイム

  5:30 宇和島出発→松山市→奥道後→
      水ヶ峠トンネルを出て右折→
  8:30 龍岡木地登山口
 10:40 山頂 軽食 〜 11:20 下山開始→ 
 12:30 登山口 帰着

 

8:30  登山口手前の鳥居の所へ駐車。
      トンネルの中で雨具の装備をして
      吹き降りの雨のなか傘をさして出発。
      少し上流に登山口の指導標がある。

カッパを着て傘をさして登るのもオツなもんだ(^^ゞ
先ず橋を渡る。
川水は増水して茶色に泡立っている。
擬木の階段状に作られた登山道は
整備が行き届いているが
いつ果てるともなく続く階段なのよね。

 

9:30 平な場所に出た。
     幻想的な霧の杉林
     倒木が絵になるアングルだった。
     撮影にかかる。

     しかし 狙った写真は
     全部ボケていた(-_-;)

     和美さんは階段登りにうんざりして
     カメラも出さず座り込んでしまったので
     そちらをパチリ
     予期せぬ芸術写真になったみたい♪


道は左へと急な斜面をトラバースして 足元がおぼつかない。
おやっ!こんな山中に通行止めの道路標識が置いてあるよ。
テープ印に従って直登しなければならん。
雨でズルズルの山肌はキツイけど 小降りになって傘が要らなくなったのはラッキー。
直登はほんの僅かで終了。
尾根に出て左へ進むと 極楽寺跡の広場に到達。林道に下りた。やけに立派な道路である。
この林道は途中どうなっているのだろう?狭い所もあるんだろうか。
道が良ければドライブに来たいな。
目の前に これもまた立派な真新しい石柱が建っていて そこから山頂へと道は広いが急激な上りになっている。

10:40 楢原山 山頂到着
      天然記念物の子持ち杉は枯死して巨大な幹に注連縄がしてあった。
      とてつもなく大きな幹なのよぉ!枯れる前に見たかったなあ。

   
     2代目の大杉                          経塚発掘跡

さすがに霧の山頂は冷気が鋭い。
リーダーに生姜湯をもらって体を温める。う〜ん美味しい!心まで暖かくなるわぁ。
ここからしまなみ海道が見えるらしいのに 今は霧に浮かぶ絶海の孤島のような気分。

11:20 下山開始

       

         (和美さんが撮影した山頂直下の急坂の下り)

今回は雨で写真が少ないから 山行記録は作成しないつもりだったのだけれど
この写真を見て 考えが変わったわけでして・・・
天地と霧の間に溶け込むような侘しさ極まる風景が胸にジンジンきた。
もちろんわたくしの後姿なのでございますよ。
先頭のリーダーは既に坂下におりているため 姿が見えないのです。

12:30 登山口 帰着。
      登山口から少し上流に山頂の見える所があるのを和美さんが発見。
      霧の薄れ行く楢原山を撮影できた。まさに水墨画の世界。

   


       ☆☆☆☆☆

今回は龍岡木地の方から登ったので 次回は是非 上木地から〜と考えています。
温泉も今治に住んでいた数十年前を懐かしんで温泉ホテルの湯に入りたいな〜と思っています。
むかしはせせらぎ交流館など無かったのですから。
そして これが一番大事なことなんですけど 晴天の日に登りたいですね!

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