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              ”花の山” 皿ヶ嶺 05.8.2. (愛媛県東温市) 三人会8月例会 

皿ヶ嶺(標高1270メートル)は遠望するとお皿を伏せたような形をしています。
松山市から東へ目を移せば 右に皿ヶ嶺、左奥に石鎚連峰と四国山地の先端を一望します。
上林登山口附近は森林公園としてよく整備され 風穴の冷気に吹かれて涼をとるのは贅沢な気分です。
 

コースタイム

 
  6:10 宇和島出発
  8:00 重信町の蓮田
  8:30 上林登山口
 10:10  竜神平
 10:40 皿ヶ嶺1270m 頂上 
 11:10 竜神平
    撮影と昼食
 13:20 上林登山口

(タイムは写真撮影の為多くなっています)

     
    ↑東温市上林の蓮田から皿ヶ嶺を望む。

8:30 上林登山口   すぐ上の風穴でヒマラヤの青いケシを撮影する。
     柵は冷気の雫が玉を連ねて光っていた。咲いててラッキーだったなぁ♪
      ↓ 霧となって朝日に煙る風穴の冷気。

      

のっけから登山道は花盛り! ウグイスがこれでもかと美声を響かせる。明らかに自己陶酔してるよ。

 

  ↑ ハガクレツリフネ(葉隠れ釣り舟)             ↑ キツリフネ(黄釣り舟)

  

      ↑ ハナイカダ(花筏)の実             ↑ フシグロセンノウ(節黒仙翁)

 

やがて登山道は
右も左もギンバイソウの花盛りになった。

葉っぱに特徴のある植物だ。
長い葉は 先端が大きく二裂している。

ユキノシタ科 「銀梅草」と書く。
アジサイの仲間らしい。
純白のや
ピンクがかったのや
大群落を形成して一斉に咲いている。


 

   ↑ クサアジサイ(草紫陽花)              ブナの木の間からゴルフ場が見えた

9:45 ベンチで休憩(綺麗な花があると立ち止まって撮影するため 遅々たる歩みなのょ)
     5月に富士山の五合目へ行った時買ってきた「ぶどうの雫」をクーラーから取り出す。
     重い物は早く出してザックを軽くした者の勝ち!山梨名物のワインゼリーは冷たくて美味しかった。
     ホトトギスがすぐ上の尾根で叫ぶ。テッペンカケタカ!
10:10 竜神平。
      新しい竜神さまの祠を左に見て、山頂へと分岐を右折する。足元にヤマジノホトトギスが一輪
      木洩れ日に大きなガマがいた!
      右目に小枝がかかっているので杖で除けてやったが 身じろぎもしない。大した貫禄だ。
      ”竜神さまのお使い”か? 「ガマグチ」って言う通り 本当に大っきい口だわね。   

   

10:40 皿ヶ嶺 山頂。



記念撮影
標柱は
「皿ヶ嶺頂上 千二百米」と記してある。

山行記録を作るにあたって
皿ヶ嶺の標高を調べたら
様々であった(@_@)

1270メートルちょっとらしいのだが
1280mと断言してあるのも〜

山頂はカンカン照りで 日蔭もない。
暑かったぁ!


                眼下の里がどこなのか わかんない(^^ゞ

         

竜神平へ下山開始。 下りはブナ林を通る。快適な森林浴コースだよぉ♪

 

11:15 竜神平・愛大小屋の横に到着
      広い湿地は乾いて 笹やススキが進入している。 
      これ以上乾燥化が進むと ヌマトラノオやコバギボウシの群落はどうなるの?

  コバギボウシ

         ハンカイソウ 

さあ〜撮影のあとは昼食だっ
「今日は何も持って来なかった」というリーダーのザックから 魔法のごとく食べ物が出てくる。
奥様の”お心尽くし”でしょうね、 仲良きことは美しきかな♪
お上品な和美さんは 皆と同じ早さで食べようと努力?して忙しそう。
なにしろ、登山靴で正座する器用なお方ですもの。お上品ざます。
デザートはクーラーから出した美生柑!美味しい。私の脚力では重かったけど 持って来て良かった。
山では新鮮な果物が一番の贅沢です。

霧が流れては晴れる。風景の中に人物が居ると写真が生きてくる。草原に佇む男性に感謝。

      

カッコウの声に送られて竜神平を後にした。
途中 和美さんがイワタバコの花を発見♪
崩れた沢で足場が悪かったけど 花の美しさに危険を忘れた。(そのわりに出来が良くない)

               

13:20 上林登山口 帰着。

                **********☆**********☆*********

重信町の看護学院にいたころ 朝夕眺めて暮した皿ヶ嶺(さらがみね)
最初の登山(テント泊)も皿ヶ嶺でした。懐かしい山です。 
昨年6月 旅行中に発症した左膝のため 今年2月からトレーニングを重ねてきました。
今回 念願の登山復帰に皿ヶ嶺を選んでくれた三人会の仲間に心から感謝します。

 

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