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                 四国カルスト「林床の花々」 07.5.3. 三人会

今年は暖冬のあとの春が寒く、高地の木々は芽吹きが遅れ気味です。
特に山の北斜面、葉が茂れば 鬱蒼と暗くなる自然林では
林床の小さな花たちは大木の葉が茂る前に大急ぎで花を咲かせ種子を実らせなければなりません。
「林床」とは樹林の地表部分のこと。
頭上の高い梢では楽しげな小鳥の声、中でもウグイスの高鳴きとキツツキのドラミングが素晴らしい。
樹齢数百年の苔生した巨木は ”真打は後から”とばかりに まだ眠りの枝を大空に広げていました。

             

 


ヤマウツボ(山靱)

ブナ科の根に寄生する寄生植物

矢を入れる靱(うつぼ)に見たてて
名前が付いたそうです。

 

奇妙にカーブしているのは
斜面に生えているから?

 

 

 




ヤブレガサ(破れ傘)の芽出しは
妖怪の後姿みたいで面白い。
振り返ると「のっぺらぼう」の顔!
なんてのは いかがでしょう?(怖っ)


キク科の多年草で
傘を開く感じで葉を展開するが
掌状に深く切れ込んだ葉は
開くとき破れて見えることから
「破れ傘」といいます。

 

 

 

 

    ミヤマカタバミ(深山酢漿草) ↑↓ 葉っぱの丸み加減でコミヤマカタバミと区別するらしい。

                

  ヒトリシズカ(一人静)

                  

                     ↑ イチリンソウ(一輪草)の項(うなじ)はチョー可憐

 コミヤマスミレ(小深山菫)

             エイザンスミレ(叡山菫)

 

  

  ↑↓ シロバナエンレイソウ(白花延齢草) ユリ科エンレイソウ属
       3枚の大きな葉の中央に 3枚の萼片と 3枚の白い花弁  特徴のある植物です。

                

 

      ↑↓ フタバアオイ(双葉葵) 徳川家の家紋の三葉葵は この葉を三つ組み合わせた模様だとか。

                    

       

          ↑↓フデリンドウ(筆竜胆)  リンドウ科の2年草
              日が当たると花を開く。閉じている時の形が筆に似てます。

                      

          

                    ↑ こちらは 大輪の花♪ (和美さんですぅ) 
ずぅ〜と以前から行きたいと思っていた場所でした。願いを叶えてくださった和美さんに感謝します。
5月3日 カルストの頂上線は大混雑、駐車場も満杯でしたが 
私たちが歩いた森は人っ子一人居ず 降り注ぐ日差しと小鳥の囀りに包まれて至福の時を過ごしました。


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